POINT.3 マホガニーやローズウッドは高級素材
値段の一つの目安になるのが素材。
アンティーク家具に使われる主な素材はオーク・ウォルナット・マホガニーの3種類だが、中でも高級家具材として名高いマホガニーの無垢材を使った家具は、かなり貴重で値段も高い。耐久性に優れ、深みのある色合いと、美しい木目が特徴だ。また、数が少ないローズウッド材の家具も値段が高め。
マホガニーやウォルナットといっても、化粧板として使われているだけで、無垢の一枚板でない場合もあるので、店の人に確認する必要がある。また、日本でもナラ材として馴染みのあるオーク材は、値段が比較的安く、手に入りやすいが、シルバーグレインという独特の美しい木目を持つものは高価。
素材の名前だけで安易に価値を判断しないこと。
POINT.4 ベニヤと無垢では大違い!底や背を軽く叩いてみる
木材の種類だけでなく、材料がどう使われているかも価値を判断する分かり易いポイント。底板や背板を軽く叩いて、音や感触を確認して欲しい。無垢材とベニアでは大違い。修復する時底板や背板など見えにくい部分にベニアが使われる事がある。当然、そういった部分にも無垢材を使っている家具の方が高品質。表面的に取り繕われていても中身がちゃんとしていなければ価値は半減する。
引出しの底板や収納の部分も忘れずチェックを。それが値段の差となって出るので、良識のある店ならちゃんと説明してくれるはず。
POINT.5 彫刻をチェック!クオリティーの差が出やすい部分
素材の次にチェックしたいのが、家具に施されている彫刻。
アンティーク家具の装飾には、彫刻・寄木細工・象嵌などがあるが、中でも明快にクオリティーの差が出るのが彫刻だ。
素人目には難しいかもしれないが、どの角度から見ても陰影がはっきりしているか否かで、良し悪しがある程度判断できる。メリハリがなく、彫刻がぼやけたように見えるものは、余り良くない職人が彫刻を施した可能性が高い。
POINT.6 古いガラスが美しい姿で残っているものは貴重
キャビネットの扉など家具に使われるガラスは、新しいガラスで補修されて店頭に並ぶ事が多いが、中には古いガラスがそのまま残っているものもある。
正面に立って体を左右に動かしてみよう。
ガラスが歪んで見えるのが古いもの。それが美しい状態で残っていたら貴重品だ。
美しいガラスシェードに惹かれ、アンティークに興味を持つ人も多いだろう。古いガラスほど鉛の含有量が高いので、軽く叩くとキーンという高く澄んだ金属的な音がする。
ちなみにアンティークランプの場合、20ワット程度の暗めの電球で楽しむのがベター。
POINT.7 オーナーとの会話で知識を得られる店が安心
アンティークの魅力をより深く知るには、やはりアンティークに関する知識を増やす事が欠かせない。その時代に流行した装飾様式や技法、作家にまつわるエピソードなどを知っているのといないのとでは、家具の見え方や価値観も随分違うはず。
アンティークに関する知識を備え、気軽に教えてくれるオーナーのいる店のほうが、納得の品に出会える可能性が高い。
目を養う為には、店だけでなく美術館にも出かけ、出来るだけ沢山のアンティーク家具を見ることも大切。
うんちくを語るのもいいがアンティーク家具の価値は結局「美しい」かどうかが最大のポイント。それを判断出来るようになれば1人前。
最後に...
高品質なものはやはり値段も効果であるが、孫子の代まで引き継ぐことを思えば使い捨ての物に囲まれて暮らすより心豊かに過ごせるのではないだろうか。
座り心地の良い椅子とコーヒーテーブルを窓辺に置き本を読む。
もう一つお気に入りの椅子を見つけたらご主人と2人グラスを傾ける。
大きなテーブルを囲んでお友達と手作りケーキでアフタヌーンティーを楽しむ。
アンティークはきっと貴女の心を癒してくれる。